Wifiを使えば居場所・現在地が分かる?!メリット・デメリット

2019年2月12日

Wi-Fiが現在地を測定できる仕組みとはどんなもの?

 

GPS機能を搭載していなくても、iPod touchやWi-Fi版iPadでは、現在地が表示できることを知っていましたか。まず、位置情報サービスをオンにしてWi-Fiに接続するだけで、さまざまなアプリで現在地の測定・表示ができるのです。

 

Wi-Fiが現在地を測定するには、「Wi-Fiアクセスポイント」「インターネットに接続する環境」が必要となります。また、アプリ内で「位置情報サービス」「Wi-Fi」の2つをオンにする必要があります。

 

・ビーコン信号をスキャン

 

ビーコン信号とは、アクセスポイントに接続する際に必要な情報のことです。現在地を測定する場合、iPod touchでは周囲の複数のWi-Fiアクセスポイントから発信されているビーコン信号をスキャンします。このビーコン信号は、Wi-Fiで普段ページの閲覧を行ったり、メールの送受信を行ったりする際に使用する電波とは異なり、誰にでも受信できるものです。

 

・Wi-Fiアクセスポイントの位置特定

 

ビーコン信号から、アップルが管理する「クラウドソースデータベース」に該当するアクセスポイントの位置情報をダウンロード。ここまでで、大まかな位置が確認できます。

 

・アクセスポイントから距離を割り出す

 

アクセスポイントの位置が確認できたため、最後にアクセスポイントからの距離を割り出します。ビーコン信号に含まれる電波が強いほど、アクセスポイントから距離が近いということです。そうして、Wi-Fiだけで現在地を測定することが可能となります。

 

アクセスポイントの位置情報が集積された「クラウドソースデータベース」が非常に重要であり、このクラウドソースデータベースがなければ、測位は不可能です。例としてアップルの位置情報の特定方法をご紹介しましたが、こうしたデータベースの構築は、何もアップルだけではありません。グーグルやクウジット社なども、同種のデータベースを持ち、情報収集を行っています。

 

メリット

 

当然ながら、位置情報の確認ができることでメリット・デメリットそれぞれ存在します。まずは、メリットから見ていきましょう。

 

・地図アプリで自分の現在地を把握

 

道に迷うことの多い人や営業職などで初めての地域へ出向く必要が多い人などは、地図アプリを利用することが非常に多いのではないでしょうか。徒歩・自転車・電車・自動車の場合の現在地から目的地までの所要時間や行きかたなどを教えてくれると、評判のいいアプリです。位置情報のサービスをオンにすることで、現在の自分の位置情報をもとに、近くにいる人(例えば待ち合わせ相手)に自分の現在地を共有させることで、出会う確率も一気にアップ。非常に便利な機能と言えるのではないでしょうか。

 

・iPhone紛失時、GPSで探し出すことができる

 

「iPhoneを探す」という機能が、iPhoneには最初から設定されています。この機能を使用すれば、万が一iPhoneを紛失・盗難されたとしても、自分のiPhoneを探し出すことが可能となります。ただし、注意点として、この機能を使う場合には、あらかじめiPhoneの位置情報をオンにしておく必要があることを覚えておきましょう。

 

・写真から位置情報が確認できる

 

「素敵な場所だったけれど昔の話で撮影場所が思い出せない」「撮影場所ごとに写真を分類・整理したい」という場合に便利な位置情報機能。膨大な数の写真のなかから、お目当ての写真を見つけ出すことも簡単にできるでしょう。従来行っていた大きなアルバムなどで写真を保存するのとは違い、場所を取ることなく写真の管理が便利にできるようになります。

 

デメリット

 

位置情報がオンになっていると、デメリットとなる例は以下の通りです。

 

・バッテリーの消費量が増える

 

位置情報がオンになっていると、バッテリーが著しく消費されます。普段、特に位置特定にこだわりがない場合には、位置情報をオフにしておくことをおすすめします。

 

・SNSに写真を投稿した瞬間に現在地が特定される

 

「今ハワイに旅行で来ています」「東京ビッグサイトでイベントに参加中!」など、自ら居場所を発信したい場合には問題になることはないでしょう。注意しなければならないのは、自宅・職場などでのツイートや写真の投稿です。「美味しい料理が作れたよ」「うちのワンちゃんネコちゃんの写真を載せます」などの投稿が多ければ多いほど、自宅が特定されていきます。また、同じ時間帯にばかり「今日のカフェで飲んだコーヒーは美味しかった」「ここのカフェは居心地がいい」などとツイートしていると、この時間帯にこの人はこのカフェによく出没する、ということが世界中に知られることに。顔写真を掲載していたり、表に出る仕事をしていたりするなど社会に顔が知られている人は、特に注意しなければなりません。

 

・恋人や家族への「嘘」は通用しない

 

「恋人に内緒でコンパに行った」「同僚と飲むと言いながら妻に内緒でキャバクラに行っていた」など、うっかり写真撮影してしまうことで、場所・日時までばっちり記録は残ります。これは、SNSに投稿したら分かってしまうというだけではなく、スマホ内のアルバムを見るだけで分かることです。秘密や嘘は通用しない時代となったのです。

観光地などでは位置情報をオンにした方が楽しめるでしょうし、地図アプリを頻繁に利用する人、よくスマホを紛失する人にとってはオンがおすすめですが、自宅など特定の場所で写真を撮る場合には設定をオフにすることも考えて、口コミなども参考にして上手に付き合っていく必要がありそうです。