Wifiを使うなら知っておきたい!「技適マーク」について

2019年4月6日

「技適マーク」という言葉を初めて耳にするという方も少なくないのではないでしょうか。日本でスマートフォンを含めた無線機器を使用する場合、この「技適マーク」が必要です。そこで今回は「技適マーク」について紹介します。

 

技適マークの基本情報

 

スマートフォンや携帯電話の末端背面、またはバッテリーパックを外してみるとマークが印字されているラベルを見かけたことはありませんか?これは技適マークと呼ばれるもので、無線を使用するすべての器機に表記されているものです。

 

技適マークの意味とは

日本において、スマートフォンや携帯電話Wi-Fiルーターを初めとした無線機は認定・認証を受けないと使用することができません。もし、認定されていないルーターで、Wi-Fiを利用すると違法となり、法的に処罰されてしまう可能性もあるのです。

 

技適マークは総務省の定める技術基準適合証明、技術基準適合認定を受けたことを示すマークです。この2つの認定はそれぞれ法律が異なり、技術基準適合証明は電波法、技術基準適合認定は電気通信事業法で制定されます。

 

これらの証明・認定を受けていない改造ルーターを使用すると、電波を適切に受信できない可能性が高くなります。また、場合によっては混信や電波妨害を起こすかもしれません。

 

技適マークのデザインは?

技適マークは大文字のCの中にギザギザの稲妻を表す横線が引かれており、その下に「〒」のマークが描かれています。電波を利用するすべての機器にこのラベルが貼り付けられているので確認してみましょう。

 

技適マークはどこに表示されている?

すべての無線器機は技術基準をクリアしている必要があります。そのためWi-Fiルーターはもちろん、スマートフォン、携帯電話、コードレス電話などの通信器機も同様に技適マークが表示されています。

 

技適マークの表示場所は以下の通りです。

 

・無線LAN、Wi-Fiルーター

本体の側面、底面

・スマートフォン、携帯電話

内臓バッテリー設置部分

・無線機

型番、または製造元を記載しているプレート内

 

電波を使って通信する全ての器機に技適マークの貼付が義務づけられているので、現在お使いになっている器機も必ずどこかにマークが確認できるはずです。

 

もし技適マークのない無線機を使用したら?

 

Wi-Fiの普及により、私たちの環境は無数の電波が飛び交うようになりました。生活が大変便利になった一方、さまざまなトラブルも報告されています。そのため、国が周波数を管理すべく電波法を制定し、現在はスムーズな通信を維持しています。

 

技術基準、無線局の免許登録、出力設定および送受信チャンネルなどの技術基準を満たさない無線機は電波トラブルの原因を引き起こす可能性が考えられます。

 

万が一、トラブルを起こした場合に以下のような罰則が適用されます。

 

・緊急および公共電波などの重要な無線の妨害…5年以下の懲役、または250万以下の罰金

・無線局の無断開設や運用…1年以下の懲役、または100万円以下の罰金

 

技適マークがなかった場合の対処法

もし、お使いのWi-Fiルーターを確認して、技適マークがついていなかった場合はどのように対処したらよいでしょうか。

 

技適マークがついていない、違法改造した機器をあえて販売する業者、またはオークションやフリマの出品者も存在するので要注意。もし、技適マークがないWi-Fiルーターを購入してしまったら、店舗にすみやかに問い合わせましょう。

 

それでも解決しない場合はお近くの総合通信局へ相談してください。違法に改造をした器機は失効されます。

 

出張や急な出張などで、Wi-Fiルーターをレンタルするという方も多いのではないでしょうか。短期間の使用だけなら、レンタルした方が便利でお得な場合があります。

 

ただし、一部のレンタル業者の中には安い料金を謳い文句に、技適マークが付いていないルーターを貸し出すところもあるので注意しましょう。レンタル業者に問い合わせて、技適マークが表示されている機種に交換してもらってください。

 

全く対応してくれない場合は総合通信局へ相談しましょう。

 

また、上記のケース以外にも、海外製のルーターを使用する場合、正規ルートではなく、個人輸入などで購入した機器は技適マークがないことがあります。日本で使用すると違法となるため、注意が必要です。

日本国内でも海外のフリースマートフォンを利用できる?

 

2020年の東京オリンピック開催に向けて、2016年に携帯末端の利用に関する法律が一部改正、執行されました。これにより条件さえ満たせば、海外から持ち込んだスマートフォン、タブレットなどが、日本でも合法的に使用できるようになったのです。

 

簡単に説明すると日本国内の大手キャリアのSIMを入れて使用することで、技適マークがないスマートフォンでも使えるということです。

 

ただし、海外でも基準をクリアしている器機は技適マークがついているので、使用が許可されるのは正規の製品だけといえるでしょう。

 

海外のスマートフォンを使用する際の注意点

技適マークの法律改正は日本を訪れる外国人向けのものです。そのため、海外から持ち込んだスマートフォンやタブレットを日本のキャリアのSIMを使って利用する分には日数の制限がありません。

 

ただし、90日を過ぎてしまう場合はWi-Fi、デザリングのスイッチを入れると電波法違反になり、罰せられる可能性があります。日本在住の方が海外のスマートフォンを日数の制限なく使うためには日本の技適に見合った形式の製品が必要になります。

 

 

日本ではすべての無線機の使用に関して、厳密なルールが設けられています。もし、無視した場合は違法となるので十分な理解と注意が必要です。

今まで技適マークを知らなかった、または気にも留めなかったという方もこの機会に正しい知識を知っておいてくださいね。