新幹線で利用できる無料のwifiサービスってどんなもの?

2018年12月14日

どこでもWi-Fiがつながる時代

いまや、自宅や会社だけではなく、インターネットなしでは日常生活が成り立たないほどのネット社会へとなりました。こうした現状は、ちょっと前までは考えられなかったことでしょう。レストラン、カフェなどの街中だけではなく、移動の際に利用する公共交通機関でも、無料で誰もが利用できるWi-Fiサービスが求められています。飛行機や路線バス、高速バスはもちろんのこと、電車も皆さんが自動車の次によく利用することが多いといっても過言ではない移動方法ではないでしょうか。そのなかでも、今回は「新幹線」に焦点を当ててみたいと思います。

 

新幹線を利用するという場合、どのような場合に利用しますか。田舎への帰省時、地方・首都圏への出張、国内旅行などが挙げられるでしょうか。新幹線を利用するとなると、数時間単位で乗車している必要があります。これだけの時間を、睡眠や読書の時間を取るだけでなく、Wi-Fiにつなげることができたら、どれだけありがたいでしょうか。

 

新幹線の無料Wi-Fi

・「Shinkansen Free Wi-Fi」

東海道・山陽・九州新幹線で利用できるWi-Fiサービスです。SSIDは、「Shinkansen_Free_Wi-Fi」で、メールアドレスを登録かSNS認証にて、誰でも無料にて利用することが可能です。非常に簡単なステップですね。現在は一部の列車のみでのサービスとなっていますが、2020年3月には全列車にて対応可能予定となっています。車両の客室内には専用ステッカーが貼られているため、利用できるかどうかはステッカーで判断もしくは、東海道新幹線であれば、乗車日にJR東海の公式サイトにて確認することも可能です。

 

このサービスの魅力的な特徴として、東海道・山陽・九州新幹線の3社共通の無料Wi-Fiを利用できるという点が挙げられます。東海道新幹線はJR東海、山陽新幹線はJR西日本、九州新幹線はJR九州と、実は3つともまったく別々の路線であり、これまでも東海道新幹線で提供されているWi-Fiを利用していたけれど、東京方面から「のぞみ」に乗車中、新大阪を過ぎたら強制的にWi-Fiが接続できなくなってしまったなんていうことも。また、誰でも利用できたわけではなく、以前はドコモWi-FiやNTTフレッツ、BBモバイルポイント、UQ Wi-Fi、HOT SPOTのいずれかと事前契約をしておく必要があったのです。そうしたことを踏まえると、3社共通の「Shinkansen Free Wi-Fi」は画期的といえるのではないでしょうか。

 

・「JR-EAST FREE Wi-Fi」

2018年からスタートしたこちらの無料Wi-Fiサービスは、2019年中には、全列車で利用可能予定となっています。「JR-EAST FREE Wi-Fi」は、東北・秋田・山形・北陸新幹線、導入が遅れているといわれる上越新幹線も含めた無料Wi-Fiサービスです。主に、訪日外国人向けのサービスなのですが、メールアドレスを認証させるだけで、日本人でも利用することが可能です。ただし、北陸新幹線を利用する場合には注意が必要です。北陸新幹線は、JR東日本とJR西日本の車両が混在しており、それぞれが「JR-WEST FREE Wi-Fi」と「JR-EAST FREE Wi-Fi」の別々のWi-Fiへの接続が必要となります。車内に貼ってある専用ステッカーで判断すると分かりやすいでしょう。注意点をご紹介しましたが、それを上回る利点も多くあります。

①事前契約不要

②一度メールアドレスを登録すれば3週間継続可能

③1回連続30分まで接続可能

④1日に何度接続してもOK

⑤JR東日本の主要駅内での利用も可能

 

新幹線のWi-Fiがつながりにくい場合の理由とは

 

新幹線のWi-Fiがつながりにくいという場合に考えられるのは、利用者が多すぎて回線の容量が不足していること。東海道新幹線のWi-Fiの容量は1編成あたり最大2Mbps。これを利用者が共有するとなると、接続可能者数は約120人~130人程度。N700系の乗客の定員は1,323人なので、定員の1割程度しかWi-Fiを利用することができない計算に。これでは、つながりにくいのも納得です。混雑時には接続できないことも視野に入れておかなくてはならないですね。また、公衆Wi-Fiは、携帯電話用の電波を使用しています。当然ながら、新幹線では避けて通ることのできないトンネルを通る際には、つながりにくくなるといったことも、覚えておくと良いでしょう。ただし、大規模災害時などには、登録なしでも使用できるのでおすすめです。こうした情報を知っておくことで、いざというときに役立つはずです。

 

こうした新幹線でのWi-Fiサービスの整備を急ピッチで進めている理由としては、お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、2020年の東京オリンピックに向けて、外国人旅行者が急増するためとされています。よって、2020年までにはほぼすべての新幹線の車内で無料Wi-Fiが利用できることに。その段階で定員の1割しか利用できないWi-Fiサービス、つながらない区域もあるといったような状態では整備をしている意味がありませんので、今現在不便を感じている区域やトンネルでもないのにつながりにくい、混雑しているからつながりにくいといったことも、2020年までには改善されていくといってよいでしょう。一度Wi-Fi環境を整えることにより、2020年以降もWi-Fiは快適に利用できるようになり、将来的にさらなるネット社会の便利さを知ることになるのではでしょうか。