今さら聞けないオンプレミス型とは?クラウドとの違いは?

2019年1月20日

オンプレミスとは

 

近年、あらゆるシーンにおいてクラウドWi-Fiの導入が進んでいます。業務支援システムや統合システムサービスとして注目されていますが、導入形態にはオンプレミス型と呼ばれるものもあるのをご存知でしょうか。

 

オンプレミスは英語で「on-premise。premise」といい、自社のシステム環境を構築する形態のことです。

 

クラウドはインターネットを介してベンダー(業者)が提供するサービスを利用するのに対し、オンプレミスの場合、ネットワークとサーバーは自社内に設置されており、全てのシステムが社内で完結します。

 

以前は大手企業のシステム形態はオンプレミスが主流でした。そもそも呼び名さえ付いていませんでしたが、2000年代後半にクラウドが普及してから、「オンプレミス」と名づけられたのです。

 

インターネットを通して企業のシステムを提供できるクラウドの登場により、今までオンプレミスを導入できなかった中小企業もシステム導入が可能になりました。

 

そのため、両者の違いが明確に分かりやすいよう、従来からあるシステムをオンプレミスと呼ぶようになったのです。

 

クラウドサービスはビジネスシーンで増加傾向にありますが、最近はオンプレミスとクラウドのよいところを取り入れるハイブリッドクラウドという形態も登場しています。

 

オンプレミスとクラウドの比較

 

オンプレミスもクラウドもそれぞれメリット、デメリットがあります。両者の違いを比較してみました。

 

・クラウドのメリット

・導入コストが掛からない

クラウドはシステム環境を自社に構築する必要がないので、導入時にコストがほとんど掛かりません。もし掛かる場合でも費用が安く済みます。

 

○導入してからすぐに使える

サービスに登録し、アカウントを作成するだけで導入が完了するので、サービスによってはその日のうちに利用可能です。

 

○オンライン環境があればシーンを選ばず使える

インターネットを介してサービスを提供させる性質上、社内以外でもオンライン環境さえ整えば、どこからでも利用できます。

 

○スマートフォンからのアクセスが簡単

ほとんどのクラウドサービスは複雑な設定なしにモバイルからのアクセスが可能です。また、モバイル専用画面が用意されている場合が多く、モバイルからでも簡単に使用できます。

 

○ストレージを拡張できる

データや画像などが増えるとストレージ容量に空きがなくなりますが、クラウドは課金することで、ストレージを追加できます。このため、利用環境の変化で急きょ、ストレージの追加が必要になった時にも安心です。

 

○ランニングコストが安く済む

システムの種類にもよりますが、基本はユーザーの月額課金なので、全体のコストランニングが安いのも特徴のひとつです。

・クラウドのデメリット

○セキュリティが不安定

クラウドの問題点としてセキュリティへの不安がよく挙げられます。インターネットを介するため、利用するにはデータの送信時などに暗号化が必要です。ただし、ネットワークの脅威の対象となるリスクも高まります。

 

○システム環境をベンダーに依存しなくてはならない

自社にシステムを構築しない代わりに、環境のすべてをベンダーに依存することになります。運用はもちろん、障害が起きた場合も普及まで、こちらからは何もできません。

 

○自由にカスタマイズができない

ごく一部のカスタマイズに対応しているクラウドサービスを除き、自社では自由にカスタマイズできません。ただし、ベンダーが提供するオプションのサービスを追加することは可能です。

 

○自由度が低い

他システムとの統合性が少なく、自由度が低くなってしまいます。

 

○オンライン環境が必要

オンライン環境のある場所での利用を目的としているため、インターネット障害などが発生すると利用できなくなります。

 

・オンプレミスのメリット

○セキュリティがしっかりしている

社内のネットワークを利用するので、インターネットを介しての脅威や外部への情報漏えいなどが軽減する効果を期待できます。

 

また、不正アクセスの監視やアクセス制限など、自社のセキュリティーポリシーに合わせて、セキュリティの強化ができるのも大きなメリットです。

 

○カスタマイズしやすい

システムをすべて自社で構築するので、自由にカスタマイズできます。サーバーのOSや機器を選べ、社員の要望に応えてシステム修正などの対応が可能です。

 

○他のソフトウェアと統合できる

新しいシステムを導入する際、既存システムと連携しやすいのも特徴のひとつです。そのため、自社オリジナルの統合システムを構築することができます。

 

○オンライン環境で使える

社内の有線ネットワークを使用しているので、質や回線速度が安定しています。インターネットに何らかの障害が発生しても、システムが止まる心配がありません。

 

・オンプレミスのデメリット

○導入コストが高い

オンプレミス導入の際、サーバー購入、ソフトウェア、ライセンス購入などの多額の費用が掛かってしまいます。そのほか、無線LANルーター設置費、サーバー管理費、メンテナンス費用も必要です。

 

○導入するのに時間がかかる

OSや機材を社内に設置するため、数週間から数か月かかります。

 

○スマートフォンからアクセスしづらい

スマートフォンでの使用は複雑な設定や追加費用が伴います。

 

まとめ

 

オンプレミスとクラウド、どちらのサービスが適しているかはその企業によって違います。最適なサービスの選び方は両者を比較して、どのように取り入れるか検討しましょう。