wifiの電波は人体に影響なし!正しい知識を身につけよう

2019年1月20日

電磁波と電波の違い

 

私達の生活に今や欠かせないアイテムとなったパソコンやスマートフォン。Wi-Fiなどの通信機器からは電波が常に出ていますが、人体に影響はないのでしょうか。今回はWi-Fiの電波による影響について考えます。

 

電磁波は波のように変動する性質があり、電界と磁界がお互い影響し合いながら空間を伝わっています。1秒間に振動する回数を周波数と呼び、単位にはHz(ヘルツ)が用いられます。

 

1回の振動で進む距離は波長といい、通常1秒間に約30万Km(キロメートル)ほど進みます。この電磁波のうち、300万MHz(メガヘルツ)以下の周波数が、電波法で電波として規定されています。

 

電磁波は赤外線をはじめ、可視光線、紫外線やレントゲン撮影に使われるエックス線など、さまざまな種類があります。自然界にも存在し、太陽や雷、雲の中の放電が代表的です。

 

電波はエネルギーが小さく、周波数もきわめて低いので、物質の原子を電離させることができない「非電離放射線」と呼ばれる電磁波に分類されます。

 

 

Wi-Fiは人体に影響があるのか

 

現代はWi-Fi環境が充実したおかげで室内のみならず、外出先でも手軽にインターネットを楽しめます。その一方、Wi-Fiは電波を発信する末端なため、私達の身体に影響があるのではないかと心配している方が多いのも事実です。

 

さまざまなメディアやインターネットサイトで情報が交差していますが、何が正確な情報かは判断しかねます。

 

・総務省が公開する資料

総務省では電波の安全性について、さまざまな研究を行なっているのをご存知でしょうか。携帯を含め、国内の電波の研究結果を公式ホームページに掲載しています。

 

研究に基づいた情報なので根拠もはっきりとしており、一番信頼性が高いと言えるでしょう。このホームページの情報によると、WiMAXをはじめとしたWi-Fi機器は総務省が研究し、全国に普及されているそうです。

 

 

そのため、健康には影響なく利用できると考えられます。それでも心配だという方は総務省の電波利用ホームページを確認してみてはいかがでしょうか。

 

総務省公式ホームページ

https://www.tele.soumu.go.jp/index.htm

 

局所SAR値から判断する

総務省はWi-Fiの電波に基準を設定しています。「局所SAR値」と呼ばれるこの設定値は「身体の組織1gに対し、一体どれぐらい電波が吸収されるか」を示す値です。

 

単位を「W/kg(ワット毎キログラム) 」で表し、健康に害を与えないWi-Fiの電波は局所SAR値を「2W/kg」までに定められています。

 

現在、幅広く利用されているWiMAX2+の電波ですが、局所SAR値が「0.2〜0.4W/kg」と総務省が定めた局所SAR値をはるかに下回る結果が判定されました。そのため、WiMAX2+を含めたWi-Fi機器は安全性が高いと言えます。

 

また、「2W/kg」とは身体および、頭に接近した状態の基準値です。通常、Wi-Fi機器を体に密着させて使うことはないので、電波の影響はさらに低くなります。

・妊婦や医療機器を使用している場合の影響は?

身体への影響がないといっても、妊娠している方はおなかの赤ちゃんに何らかの影響を与えないか、考えてしまうのではないでしょうか。また、ピースメーカーなどの医療機器を普段使用している場合も安全性が心配です。

 

総務省が公開している資料では、ペースメーカーを使用している方が、Wi-Fiを利用する際はWi-Fi機器(ルーター)を身体に密着させなければ、安全に使えると判断されています。

 

妊婦されている方も同様で、身体に密着させて使わない限り、Wi-Fiの電波が影響することはないと言えるでしょう。Wi-Fiはあらゆるところで飛び交っているので、完全に電波を遮断することはほぼ不可能です。

 

過敏になってしまうと、そのことの方が赤ちゃんに影響が出てしまうかもしれません。あまり心配せずに過ごしましょう。

 

・病院内でWi-Fiの影響は?

病院の多くは携帯電話の使用が禁止されています。携帯の電波が医療機器に影響を与えてしまうためですが、WiMAX2+などのWi-Fi機器も電波の影響が懸念され、一部の病院では電子機器が使用できません。

 

ただし、病院内でWi-Fiが使用できると便利ではないかという議論が起こり、徐々にWi-Fiを使用できる病院も増えてきています。最近の研究では医療機器にかなり近づき、電波をよほど強く出さなければ、さほど影響がないことが証明されました。

 

実際に入院中、インターネットをしていたという患者さんは大勢いるので、医療機器のすぐそばで利用する以外、病院内でのWi-Fi使用は影響がないと言えるでしょう。

 

ただし、万が一のことを考えて、Wi-Fiを利用する際は病院のスタッフに相談することをおすすめします。

 

 

まとめ

 

Wi-Fiの電波は人体の影響にほぼ問題なく、安心して使えます。ペースメーカーを付けている、または妊婦の方もWi-Fiに極端に近づかなければ利用が可能です。

 

Wi-Fiはシーンを選ばず、低コストでインターネットが楽しめる、利便性の高いサービスです。さまざまな意見に振り回されて心配し過ぎず、正しい知識を持って活用しましょう。