5Gが実用化されてもWi-Fiが必要な理由とは

2019年9月9日

高速化・大容量化と魅力的なポイントだらけの「5G」。では、5Gが実用化し普及したら無線LANであるWi-Fiがいらなくなるのかというと、そうではありません。

 

今回は、5Gが実用化されてもWi-Fiが必要な理由をご紹介します。

 

◼️5G、そしてWi-Fiとは?

 

まずは5GとWi-Fiについてお伝えしていきます!

 

▼5Gとは

 

5Gとは次世代の通信ネットワーク規格のことをいいます。読み方は「ファイブジー」で「5th Generation」の略です。「第5世代移動通信システム」を表しています。

 

5Gの最大通信速度は下りが10Gbps(ギガビット毎秒)を予定しています。理論値最大速度は下りが20Gbps、上りが10Gbpsです。現在の主流である4Gと比べてかなり高速になっています。

 

5Gは4Gと比較して主に4つの優れたポイントがあるといわれています。

 

1つ目は先ほども述べたように「高速化」です。4Gの理論値最大速度は1288Mbps(メガビット秒)なので、理論値最大速度が下り20Gbps、上り10Gbpsの5Gは飛躍的に高速通信が可能となります。

 

2つ目が「大容量化」です。通信速度が高速化することで動画コンテンツがより大容量化することが予想されています。5Gはその動画の大容量化にも対応できる容量を有しているといわれています。

 

動画コンテンツが大量に生じると、通信が混雑して通信速度の低下やトラブルを引き起こしやすくなってしまうのです。5Gはそれを回避できるくらいの大容量化を実現しています。

 

大容量化した5Gは、スポーツスタジアムでも活用される予定です。たとえば、名シーンやあらゆる角度から撮影した動画をスタジアムにいる人へ配信することも可能になるのです。

 

3つ目が「低遅延性」です。低遅延性とはタイムラグが少ないことを表します。タイムラグが起こらないということは、今後の機械の発展にとても重要な要素なのです。

 

現状もっとも高性能といわれている4Gでも、遅延は0.05秒未満であるといわれています。日常生活を送るうえでは、4Gの遅延性でも何ら問題はありません。

 

しかし、遠隔手術や車の自動運転においては、たった1秒の遅延が人命に関わるのです。5Gは、4Gよりもさらに短い0.001秒程度の遅延になるといわれています。

 

人命が関わる機械は少しの遅れも許されません。5Gが実用化することで、より自動化や遠隔医療が本格化することが予想されます。

 

4つ目は「同時に接続できる端末数の増加」です。5Gは1平方キロメートルの範囲で、同時に100万台と接続ができるようになる予定です。4Gと比べると30〜40倍の数です。近年増えてきているIoT家電との接続に対応している形だといえるでしょう。

 

5Gは、NTTドコモやau、ソフトバンクなどの通信キャリアによって、2020年の商用サービス化が予定されています。

 

▼Wi-Fiとは

 

Wi-FiとはWi-Fiアライアンスが定めた、相互接続が可能だと認められている製品につけられている表記です。Wi-Fi=無線LANと考える人がいますが少しだけ異なります。

 

通信規格はIEEE(米国電気電子学会)が定めており、「IEEE(アイトリプルイー)802」は有線LANのことを指し、「IEEE 802. 11」は無線LANのことを指しています。

 

この「IEEE 802. 11」がユーザーに馴染みにくかったことから、「Wi-Fi◯(◯は世代名)」という表記に改定されたといわれています。

 

1999年に発表された「Wi-Fi1(IEEE 802. 11b)」から5年おき程度に新しい規格が登場し、現状もっとも最新とされている「Wi-Fi5(IEEE 802. 11ac)」は2013年に登場しました。

 

最近注目されているのは「Wi-Fi6(IEEE 802. 11ax)」で、Wi-Fi5に比べて通信速度が向上したり、省エネ化が進んでいたりといったポイントがあります。

 

◼️5Gが実用化されてもWi-Fiが必要な理由とは

 

5Gが実用化されると、より多くの場所でより速いネットワークが利用できるようになります。

 

そうなると、Wi-Fiは必要なくなってしまうのでしょうか?答えは「No」です。5GとWi-Fi6は共存していくと考えられています。

 

これまでも、4Gは屋外でWi-Fi5は室内でと使い分けてきた人が多いはずです。5Gが普及しても、Wi-Fiとの共存関係は今のまま変わらないといわれています。5Gは主に屋外で、Wi-Fi6は主に室内で使われることになるでしょう。

 

◼️まとめ

 

5GとWi-Fi6、どちらも現在のものに比べてかなり優れたスペックを有していることがわかったのではないでしょうか。

 

今後2020年に向けて対応機器が続々と発表されることが予想されます。上手に使いこなしてストレスフリーにインターネットを利用しましょう!