次世代Wi-Fi規格といわれている「Wi-Fi6」ってどんなもの?

2019年9月9日

次世代のWi-Fi規格として注目されている「Wi-Fi6」ですが、詳しい性能はご存知ですか?ということで今回は、そんなWi-Fi6について詳しくご紹介していきます。

 

◼️Wi-Fi規格とは

 

Wi-Fiの通信規格はIEEE(米国電気電子学会)によって策定されています。

 

Wi-Fiで使える周波数帯域は2.4GHz帯と5GHz帯、そして60GHz帯の3種類があります。周波数帯域とは、高い周波数と低い周波数との間の域のことを指し、この幅が広いとより多くのデータを送れるのです。

 

Wi-Fiが使える周波数帯域は2.4GHz帯の規格で11bと11g、5GHz帯の規格で11aと11ac、2.4GHzと5GHzの両方で仕様できる規格が11nと11ax、60GHz帯の規格が11adです。

 

2.4GHz帯は屋内と屋外の両方で利用ができ、障害物に強いところがポイントです。その反面、同時に使用すると電波干渉しやすいといったマイナス面も持っています。電子レンジやBluetoothなどに利用されています。

 

5GHzは無線LAN専用の周波数のため、他の電化製品の電波干渉を受けにくいところがメリットです。しかし障害物には弱いので、壁やものによって電波が弱まってしまうというデメリットがあります。

 

60GHzはあまり使用されない周波数なので、電波干渉を受けにくいところがメリットです。反対に5GHz帯よりも障害物に弱いので、別の部屋や屋外で使うには不向きであるところがデメリットといえます。

 

ここまで規格名や周波数帯域でお話しましたが、あまりピントきていない人も多いのではないでしょうか。

 

Wi-Fiの規格名称を定めているのは「Wi-Fiアライアンス」というところです。これまで使われていた「IEEE(アイトリプルイー)802. 11ac/n/a/g/b」というWi-Fiの名称がわかりづらくユーザーに馴染みにくかったため、表記の仕方を変更したのです。

 

「IEEE 802. 11ax」は第6世代ということから「Wi-Fi6」と名称を定めています。最近注目されている「Wi-Fi6」の正式名称は「IEEE 802. 11ax」です。

 

◼️「Wi-Fi6」ってどんなもの?

 

Wi-Fi6は、2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している規格です。現在主流である「Wi-Fi5=IEEE 802. 11ac」と比べて性能がより磨かれています。

 

これまでの流れを見ると約5年おきに新たな規格が登場しており、すでにWi-Fi6に対応したルーターやパソコン、スマートフォンも発表されています。

 

Wi-Fi6が実現するのは主に4点です。通信速度の高速化、容量の向上、省エネ性の向上、そして同時に多数の機器を接続しても揺らがない優れたパフォーマンスです。

 

▼ポイント①通信速度の高速化

 

Wi-Fi6の理想値最大速度は9.6Gbps(ギガビット毎秒)で、現在主流のWi-Fi5と比較すると最大4倍の通信速度を実現するといわれています。

 

また、先ほどもご紹介した通り、2.4GHz帯にも5GHz帯にも対応しているので、より多くのシチュエーションで使うことが可能です。

 

▼ポイント②容量の向上

 

Wi-Fi6はネットワーク容量の向上も実現します。よりデータの送受信がスムーズになる未来がくることでしょう。

 

▼ポイント③省エネ性の向上

 

Wi-Fi6は、ターゲットウェイクタイム(TWT)機能を使うことで、IoT機器を含むWi-Fiデバイスのバッテリー寿命を伸ばしてくれます。通信環境に合わせてコントロールしてくれるので、消費電力が少なくなるのです。

 

モバイルバッテリーを携帯して充電しなくても済むような省エネ性を実現してくれるでしょう。

▼ポイント④同時接続可能台数の増加

 

Wi-Fi6は、同時に接続の機器をより多く接続できるようになります。

 

Wi-Fi5は1ストリーム(アンテナ・通信経路)あたりに同時に接続できるのが4台に対し、Wi-Fi6では同時接続可能数が8台になったとのことです。

 

これまではスマートフォンやパソコンなどのデバイスのみ同時に接続していた人がほとんどですが、最近はIoT家電なるものが増えてきています。

 

冷蔵庫や洗濯機など、これまではインターネットと関わりがなかった家電もインターネットを通してもっと便利に使えるように進化しているのです。

 

通信が混雑すると通信速度が低下するといったことが起こってしまいます。Wi-Fi6はそれを無くしてくれるといわれています。

 

他にも、家族がそれぞれ複数の機器を接続しても耐えられるようになったので、大家族でも安心して使えるところがポイントです。

 

◼️Wi-Fi6が実用化されることで変わる未来

 

それでは、Wi-Fi6が実用化されることで、未来はどのように変わっていくのでしょうか。

 

スマートフォンやゲーム機などのデバイスのワイヤレス接続におけるスピード感はアップすることはもちろんです。

 

そのうえで、Wi-Fi6は複数の機器を同時に接続したときの混雑を緩和してくれます。デバイスやIoT端末がよりスムーズに利用できる未来が実現するでしょう。

 

◼️まとめ

 

新規格であるWi-Fi6は、さまざまな面でWi-Fi4よりも優れた機能を有していることがわかります。Wi-Fi6が私たちにより心地よいネット世界を提供してくれる日も近い