Wi-FiのこれまでとWi-Fi6のメリットをおさらい!

2019年9月15日

次世代のWi-Fi規格として話題となっている「Wi-Fi6」。では、これまでのWi-Fiの歴史はどのようなものだったのでしょうか?そもそも、Wi-Fiとはいつごろ生まれたものなのでしょうか?

 

そこで今回は、Wi-FiのこれまでとWi-Fi6のメリットをご紹介します!

 

◼️Wi-Fi規格とは?

 

Wi-Fiの通信規格はIEEE(米国電気電子学会)が策定しています。「IEEE(アイトリプルイー)802」は有線LANのことを指し、「IEEE 802. 11」は無線LANのことを指しています。

 

とはいえ、「IEEE 802. 11」と見たところでよくわかりませんよね。ユーザーへの浸透がよくないこともあり、無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした団体である「Wi-Fiアライアンス」によって、表記が改定されました。

 

これまでの「IEEE 802. 11ac/n/a/g/b」という表記から「Wi-Fi◯(◯は世代数)」へと変更されたのです。

 

こうしたことで、Wi-Fiの世代や端末情報と照らし合わせやすいようになったといわれています。

 

◼️Wi-Fiのこれまで

 

「Wi-Fi1」は正式名称を「IEEE 802. 11b」といい、1999年に生まれました。最初は最大通信速度が11Mbps(メガビット秒)だったといわれています。

 

その後、「Wi-Fi2(IEEE 802. 11g)」が2003年に登場します。このときの最大通信速度は54Mbpsでした。

 

「Wi-Fi3(IEEE 802. 11a/g)」は翌年2004年に登場し、Wi-Fi3の最大通信速度は1世代前と変わらず54Mbpsだったといわれています。

 

その5年後、2009年に登場したのが「Wi-Fi4(IEEE 802. 11n)」です。Wi-Fi4の最大通信速度は600Mbpsとかなり飛躍しました。

 

現在の主流となっている「Wi-Fi5(IEEE 802. 11ac)」は2013年に登場しました。2.4GHz帯と5GHz帯のどちらにも対応しており、最大通信速度は5GHz帯のときで3.5Gbps(ギガビット秒)」です。

 

そしてこれから対応機器が続々と登場するといわれている「Wi-Fi6(IEEE 802. 11ax)」は、より高速化で大容量化、省エネ性を実現してくれるでしょう。

 

◼️Wi-Fi6のメリット

 

続いてはWi-Fi6のメリットをご紹介します。

 

▼メリット①通信速度が向上する

 

Wi-Fi6のメリット1つ目は、通信速度が向上することです。

 

Wi-Fi6の理想値最大速度は9.6Gbps(ギガビット秒)で、現在主流となっているWi-Fi5と比べて最大4倍の通信速度を実現してくれます。

 

また、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらにも対応しているので、さまざまなシチュエーションで利用できるようになるでしょう。

 

▼メリット②省エネができる

 

Wi-Fi6のメリット2つ目は、省エネができることです。

 

スマートフォンやパソコンの充電がすぐになくなってしまって、モバイルバッテリーを持ち歩いていないと不安……と思っている人は多いはずです。

 

Wi-Fi6はターゲットウェイクタイム(TWT)機能を利用することで、消費電力を少なくしてくれるのです。そうすることで自然とバッテリーの持ちがよくなるのでデバイスの寿命が伸び、モバイルバッテリーを携帯せずに済むようになるといわれています。

 

日常生活に関わる大きなメリットですよね。

 

▼メリット③同時に接続できる台数が増える

 

Wi-Fi6のメリット3つ目は、同時に接続できる台数が増えることです。

 

Wi-Fiルーター本体にはアンテナが立っていますよね。それを「ストリーム」といい、これがWi-Fiと対応機器とをつなぐ通信経路になっています。

 

Wi-Fi5は1ストリームに対して4台までしか同時に接続できなかったところ、Wi-Fi6では1ストリームあたり8台まで同時に接続できるようになったのです。

 

今までは、家族で同時に接続したときに通信の混雑が起きてなかなか速度があがらなかったという経験をした人が多かったはずです。

 

Wi-Fi6ではその混雑を和らげてくれるので、インターネットをサクサク楽しむことが可能になります。

 

また最近では、冷蔵庫の中身を判断して自動でおすすめの献立を考えてくれる冷蔵庫や、リビングにいながら操作ができる洗濯機といったIoT家電を利用する家庭も増えてきましたよね。

 

家族で一気に接続したときの混雑を回避するだけではなく、IoT家電などを一気につなぐことにも対応しているのです。

 

▼メリット④下位互換性を有する

 

Wi-Fi6のメリット4つ目は、下位互換性を有していることです。

 

これまでの技術に基づいて設計されているので、これまでのWi-Fiまでにしか対応できていない機器でも、しっかり接続できます。

 

たとえば、Wi-Fi6ルーターを使ってWi-Fi6対応機器を接続するとWi-Fi6で通信されます。対してWi-Fi6ルーターにWi-Fi5まで対応の機器をつなげると、Wi-Fi5で通信してくれるのです。

 

Wi-Fi6ルーターを使うならそれに対応した機器を用意しなければいけないと考えがちですが、下位互換性をしっかり有しているので買い換える必要はありません。

 

◼️まとめ

 

Wi-Fi6はこれまでの性能をはるかに超えた優れたメリットを有していると話題です!Wi-Fi6が実用化することで、よりスムーズなインターネット生活が送れるようになることでしょう。