Wi-Fiでたまに見かける「制限付きアクセス」って何?

2019年10月24日

Wi-Fiに接続しようとしたときに、たまに「制限付きアクセス」という状態になることがあるかと思います。制限付きアクセス状態になると、Wi-Fiに接続できません。そのため、この状態を改善しないことには、インターネットにアクセスすることができないため、原因が分からずルーターを買い替えてしまったという方もいらっしゃるようです。しかし、Wi-Fiの制限付きアクセス状態にはいくつかの原因がありますので、それらを解消すれば普通に利用できるようになります。そこで今回は、Wi-Fiの制限付きアクセスの概要と、対処法を紹介しますので、制限付きアクセス状態で困っている方は参考にしてみてください。

 

Wi-Fiの制限付きアクセスとは

 

Wi-Fiの制限付きアクセスとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどでWi-Fiにアクセスしたときに表示されるエラーメッセージの一つで、簡単にいえば「Wi-Fiにうまく接続できない状態」のことです。厄介なのは、「制限付きアクセス」と表示されるため、一応Wi-Fiには接続できていると勘違いしてしまう方が多いことでしょう。しかし、制限付きアクセス状態になってしまうと、基本的にインターネットへの接続はできません。したがって、制限付きアクセスになっている原因さえ解消できれば、インターネットを利用できるようになるのです。

 

制限付きアクセスになった場合の原因と対処法

 

制限付きアクセス状態になる原因のほとんどは、Wi-Fiルーターや接続する端末側にあることがほとんどです。

 

端末やルーターに一時的な不具合が発生している場合

パソコンやスマートフォンという端末や、Wi-Fiルーターは長期間使い続けることで不具合が発生する場合があり、それが原因で制限付きアクセス状態になる場合があります。ただし、ほとんどの場合一時的な不具合が原因であることが多いため、次の方法を試すことでほとんどのケースが解消できると思われます。

 

端末やルーターの一時的な不具合が原因で制限付きアクセス状態になっている場合には、まず端末やルーターの再起動を試してみましょう。一時的な不具合であれば、ほとんどの場合これで解消されます。しかし、この方法でも制限付きアクセス状態が改善されない場合には、他の原因を疑うことが必要です。

 

端末が省電力モードの場合

スマートフォンやパソコンなどが「省電力モード」になっている場合にも、制限付きアクセス状態になりことがあります。端末によっては、「低電力モード」や「エコモード」といったように名称が異なる場合がありますが、どれも利用できる機能を制限することによって電力の消費を抑えるモードに変わりありません。したがって、制限する機能に「Wi-Fiへの接続」が含まれている場合は、制限付きアクセス状態になってしまうのです。省電力モードが原因の場合は、端末側で省電力モードをオフにすれば制限付きアクセス状態が解消されるでしょう。

 

電波が干渉し合っている場合

複数の電波が干渉し合っている場合にも、制限付きアクセス状態になる場合があります。Wi-Fiの電波には、2.4GH帯と5GH帯の2種類があるのですが、他の機器が発する周波数帯と重なった場合、電波が干渉することがあり、その結果として制限付きアクセス状態になってしまうのです。電波の干渉を解消するためには、干渉している機器同士を離して使うか、干渉している周波数帯自体を変更して使う必要があります。通常、Wi-Fiを利用する際には、2.4GH帯を使う方が多いと思いますが、この周波数帯は電子レンジやBluetoothの電波と重複しやすいため、干渉を受けやすいのです。したがって、Wi-Fiで利用する周波数帯を5GH帯に変更することで制限付きアクセス状態を解消できることが多いでしょう。

 

Wi-Fiの電波が弱い場合

単純にWi-Fiの電波が弱い場合でも、制限付きアクセスになる可能性があります。Wi-Fiの電波は通常であれば直線で100m以上の距離でも届くのですが、途中に障害物などがある場合には短い距離でも電波の強さに影響する場合があるのです。Wi-Fiの電波が弱い場合には、Wi-Fiルーターの設置場所を変更すれば、ほとんどの場合解消できます。しかし、これでも制限付きアクセス状態が解消されない場合には、中継器を設置したり、Wi-Fiルーターを買い替えたりするしかありません。

 

 

IPアドレスが重複している場合

Wi-Fiに接続しようとする端末が、その他の端末とIPアドレスが重複している場合も、制限付きアクセス状態になる可能性があります。IPアドレスが重複した端末が近くにあると、Wi-Fiの電波を飛ばす機器側が混乱する場合があるため、制限付きアクセス状態になってしまうことがあるのです。IPアドレスが重複している場合には、どちらかの端末のIPアドレスを変更すれば、制限付きアクセス状態は解消されるでしょう。

 

何をやっても解消しない場合

 

今回は、Wi-Fiの制限付きアクセス状態の説明と原因、その対処方を紹介しました。ほとんどが端末やWi-Fiルーターの一時的な不具合によるものなのですぐに解消することがほとんどですが、今回紹介したどの方法を使っても解消しない場合には、別の方法を検討する必要があるでしょう。また、Wi-Fiルーター自体が故障しているケースも考えられますので、メーカーに問い合わせるのも一つの方法です。