今さら聞けない「AirDrop」とは/Wi-Fiがないと使えない!?

2020年1月16日

最近「AirDrop痴漢」なる犯罪が横行するなど、何かと巷で話題の「AirDrop」。iPhoneやiPad、Macユーザーの方には、すでにおなじみの機能ですよね。しかし、最近iPhoneを購入された方や、興味のなかった方は、「AirDropって何?」という方もいらっしゃると思います。そこで今回は、AirDropがどんな機能なのか紹介しますので、ぜひ使ってみてください。

 

AirDropとはどんなものなのか

 

「AirDrop」とは、近距離にあるiPhoneやMacなどのAppleデバイス同士で、写真や動画、URL、位置情報、圧縮ファイルといったさまざまなデータを送受信できる機能のことです。そのため、iPhone同士だけでなく、iPhoneで撮影した写真をMacに送ったり、Macで調べたサイトのURLをiPhoneに送ったりすることもできます。また、AirDropには容量制限がなく、通信にBluetoothとWi-Fiが使われているため、データの数や量を気にすることなくどんなものでも送れる点がメリットといえるでしょう。なお、データ転送時には暗号化されますので、セキュリティ面も安心です。

 

AirDropを使う方法

 

では、実際にAirDropを使う方法を解説します。

 

AirDropが使えるデバイスと設定方法

AirDropは「iOS7」以降のiPhoneやiPad、iPod touchおよび、「OS X Yosemite」以降のMacで利用可能です。

 

AirDropを使うためには、まず送信側と受信側両方のデバイスのBluetoothとWi-Fiをオンにしておく必要があります。ただし、Wi-Fiはネットワークに接続する必要ありません。

また、受信側のデバイスで、AirDropのデータ受信を許可しておく必要があります。iPhoneであれば、コントロールセンターを長押ししてメニューを開き、AirDropのアイコンをタップしましょう。

すると、

・受信しない

・連絡先のみ

・すべての人

 

という選択肢が表示されますので、送信する相手が連絡先に登録済みであれば「連絡先のみ」、未登録の場合は「すべての人」を選択してタップします。

 

 

これで、AirDropを使う準備は完了です。

 

AirDropで送れるもの

次は、AirDropで送れるデータと、送り方について解説します。

 

代表的な事例として、写真や動画をAirDropで送る方法ですが、まず写真のメニューから送りたい写真や動画を選び、左下の「共有」をタップしましょう。次に、AirDropのアイコンをタップして、送りたい相手を選択します。すると、受信側のデバイスに「写真を共有しようとしています」いう内容の通知が届きますので、「受け入れる」をタップしましょう。受信したデータはカメラロールに保存されます。

 

この他にもお気に入りの居酒屋やレストランなどの位置情報や、連絡先、WebサイトのURL。

また、ダウンロード済みのアプリのアイコンを長押しすれば、アプリの情報を共有することも可能です。この他にも、テキストやメモ、ボイスメモや圧縮ファイルといった実にさまざまなデータの送信が可能なため、とても重宝することでしょう。

 

AirDropを使う際の注意点

 

AirDropは非常に便利な機能である反面、不特定多数の相手にデータを送れるという特性を生かした犯罪行為に用いられるケースもあります。

 

AirDrop痴漢に注意

AirDropは、設定によっては不特定多数の方から不明なデータが送られてくる可能性があるため、冒頭に紹介した「AirDrop痴漢」のような被害に遭うケースもあります。なお、「AirDrop痴漢」とは、AirDrop機能を悪用して、他人のAppleデバイスに不適切な画像や動画を送りつける行為のことです。少し厄介なのが、ファイル自体の受信は拒否できるものの、受信した際プレビュー画面で画像が閲覧できるため、不意に不適切な画像が表示され見てしまう危険性があります。

 

なお、プレビュー時に表示される送信側の名前に関しては、自由に設定できるためほぼ匿名といえるでしょう。いっぽう、データを受け取った側は、送信されたデータを見たときの反応でデバイス名と顔が一致する場合もあるため、本人特定される危険性があるのです。AirDrop痴漢は実際に逮捕者が出るなど、れっきとした犯罪行為として認定されていますが、残念ながら被害者が相次いでいるのが現状といえます。

 

AirDrop痴漢への対策

AirDrop痴漢への対策方法としては、まずデバイス名を本人が特定されづらいものにしておくことが必要です。iPhoneのデバイス名を変更する方法は、「設定」メニューの「一般」にある「情報」をタップして、デバイスに設定中の「名前」をタップすることで変更することができます。よって、ご自分のiPhoneには、できるだけ性別や年齢などが想像できない名前を設定しておくとよいでしょう。

 

次に、前述したコントロールセンターにあるAirDropの受信設定で、

 

・「受信しない」

・「連絡先のみ」

 

にしておくことも重要です。このどちらかに設定しておけば、まったく知らない方から、データが送信されてくることは無くなります。

 

正しい使い方でAirDropを活用しよう

 

今回は、AirDropについて紹介しました。重たいデータやたくさんのデータをサクッと送れるAirDropは非常に便利な機能なので、知らなかった方はぜひ使ってみてください。ただし、使い方によっては犯罪行為になるケースもありますので、くれぐれも用法には注意してください。正しい使い方で使用すれば、AirDropは非常に重宝する機能といえます。