Wi-Fiにビックリマークが!8つの原因と対処法

2020年2月28日

Wi-Fiを使用していると、時折、扇型のアイコンに「ビックリマーク(!)」が表示されることがあります。Wi-Fiは繋がっているはずなのに、ビックリマークが表示されている間はなぜかインターネットは利用できない。では、このビックリマークはなぜ表示されるのでしょうか。今回はビックリマークとは何なのか、表示される原因とすぐにできる対処法をご紹介します。

 

Wi-Fiのアイコンにビックリマークとは?

Wi-Fiの扇型のアイコンに表示される「ビックリマーク(!)」。これはWi-Fiルーターと端末(スマホやタブレットなど)は接続されているものの、インターネットが繋がっていない状態を表しています。いわゆる「制限付きアクセス」と呼ばれる状態です。

 

そのため、ビックリマークが表示されている間は、扇型のアイコンが表示されていてもインターネットは使用できません。だからといって、待っていてもビックリマークが解消されるわけではない。すぐにでもインターネットを使用したい方からすると非常に困ってしまう状況です。

 

Wi-Fiにビックリマークが出る8つ原因

Wi-Fiにビックリマークが表示されている間は、インターネットは使えないわけですが、そもそもなぜ制限付きアクセスになるのでしょうか。主に考えられる8つの原因を見ていきましょう。

 

接続エリアから外れている

Wi-Fiは電波(無線)でデータのやり取りをする通信方式です。エリア圏内から外れるとそもそも電波を拾えなくなるのですが、圏内と圏外のちょうど境目にあるとWi-Fiに接続はできるけどインターネットまでは使えない。ビックリマークが表示されることがあるのです。

 

ちなみに、Wi-Fiルーターまでの距離もそうですが、アンテナの角度が原因でビックリマークが表示されることもあります。アンテナによって地面から垂直の方が電波が広がりやすかったり、水平の方がよかったり、斜めの方が……など角度でも電波状況は左右されるようです。

 

端末との間に障害物がある

Wi-Fiには主に「2.4GHz」と「5GHz」の2種類の周波数帯が採用されています。2.4GHzは遠くまで届きやすく、壁や床などの障害物に強いとされる周波数。対して、5GHzは近くまでしか届かないものの速度が速く、他の電化製品の電波に干渉されにくい周波数です。

 

つまり、2.4GHzでは隣の部屋や別の階にWi-Fiルーターが設置されていると、電波が弱くなったり、干渉されたりしてビックリマークが表示されることがあります。とくに鉄筋コンクリートの建物、鉄製の棚が配置された部屋などは影響を受けやすいです。

 

電波干渉が起きている

先述した「2.4GHz」と「5GHz」でいうと、2.4GHzは「普及型の周波数帯」とも呼ばれ、Wi-Fi以外にも様々な電化製品に採用されている周波数帯です。そのため、Wi-Fiの電波と他の電化製品の電波が混線してしまい、ビックリマークが表示されることがあります。

 

なお、電子レンジやBluetooth機器は2.4GHzを使用しています。Wi-Fiルーターと端末の間にこうした2.4GHzの信号を発信する電化製品があると電波干渉が起こりやすいです。

 

  2.4GHz 5GHz
通信速度 遅い 速い
通信距離 遠い 近い
障害物の影響 受けにくい 受けやすい
電波干渉の影響 受けやすい 受けにくい

 

機器側に不具合がある

Wi-Fiルーターやモデムなど機器側の不具合で、ビックリマークが表示されることもあります。例えば、コンセントが抜けていたり、LANケーブルが抜けていたり、そもそもケーブルが断線していることも考えられます。部屋の掃除をする際に、Wi-Fiルーターのコンセントを抜いたまま忘れてしまった、というのはよくあることなのです。

 

また、Wi-Fiルーターなど通信機器は24時間365日稼働できるよう設計されています。しかし、それでも稀にログ(通信履歴)の蓄積や熱暴走(高熱の状態)でシステムに不具合の起こることがあり、いわゆる「オーバーヒート」を起こしている状態です。

 

SSIDやパスワードの認証失敗

端末をWi-Fiに繋ぐには、Wi-Fiルーターに設定されているSSIDとパスワードを入力する必要があります。一度入力してしまえば、あとは端末が情報を記録するので何度も入力する必要はありません。しかし、端末側の何らかの不具合により認証できない場合もあるようです。

 

最初に入力した際に認証失敗となれば分かりやすいのですが、何度も接続できていて突然ビックリマークが表示されるとなかなか気づけません。外出先で別のWi-Fiに接続するなど、普段とは異なる使い方をすると設定が変わることがあるので注意しましょう。

 

古いOS型番を使用している

ビックリマークが表示される原因としては、端末側のOSが古いままというのも考えられます。というのも、スマートフォンやパソコンなどの端末はOSによって様々なシステムを動作させているのですが、OSが古いとシステムに不具合が起こりやすいのです。

 

ちなみに、OSのアップデートではバグや脆弱性の修正が行われています。そのため、OSが古いままだとシステムのセキュリティ面でも弱くなるため、Wi-Fiでビックリマークが表示される以上に、不正アクセスやウイルス感染などのリスクもあるので心配です。

 

同時に接続しすぎている

Wi-Fiルーターは複数の端末から同時に接続できるよう設計されてはいますが、あくまで限界があります。機種によるものの家庭用では5台から10台程度。そのため、限界を超えて同時に接続してしまうと、接続が不安定になりビックリマークが表示されることがあるのです。

 

最近では家族全員がスマートフォンを持っているのは珍しくないですし、そこにタブレットやパソコン、ゲーム、テレビなどが合わされば家庭でも10台以上は考えられます。新しく端末を購入した、というときはWi-Fiルーターの接続可能台数を超えやすいので気をつけましょう。

 

IPアドレスが競合している

IPアドレスが重複(同じ数値が与えられる)したことで、Wi-Fiにビックリマークが表示されることもあります。IPアドレス(Internet Protocol AddressI)とは、接続されている端末を識別するための数値です。いわゆる「住所」のような存在で、インターネット上で情報をやり取りする際に相手を間違えないようIPアドレスを目印に通信しています。

 

そんなIPアドレスですが、本来であれば接続順に割り振られるので数値の重複はまず起こりません。しかし、パソコンの場合にはコントロールパネルから数値を直接指定もできるためにIPアドレスの重複が起こることが。これは稀な事例ですし、一般の方であればIPアドレスを直接指定することはまずないので、まずは先に紹介した原因から疑うのがいいです。

 

マークを消すためにまず試したい3つの対処

エリア圏内から外れていたり、電波障害が起こっていたり、同時に接続しすぎていたり、と様々な原因でビックリマークは表示されます。では、そんなときはどうすればいいのでしょうか。

 

機器を再起動する

まずは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末を再起動してみましょう。これら端末はOSの状態、起動しているアプリのキャッシュ(一時記憶のデータ)が溜まることで一時的に動作が不安定になることがあるのです。再起動してキャッシュを整理できれば、Wi-Fiの接続状況は改善されることがよくあります。

 

また、Wi-Fiルーターやモデムのランプ類を確認してみて、点滅していたり、赤くなっている場合には再起動してみてください。これら機器には電源ボタンやリセットボタンのないことも多いので、その場合はコンセントごと抜き差ししても大丈夫です。電源を落としてから数分待ち、再度電源を入れるだけで意外と接続状況は改善します。

 

SSIDやパスワードを確認する

次に、再起動してみても改善しないときは、一度、端末に記録されているWi-Fiのネットワーク設定を削除してから、SSIDとパスワードを入力すると改善する場合があります。初めて使用するWi-Fiだと、SSIDとパスワードを間違えていて繋がらない……、というのもよくあるものなのです。

 

また、Wi-Fiルーターに記録されている、SSIDとパスワードそのものを再設定してみるのもいいです。大抵の方は購入した際に設定されているSSIDとパスワードをそのまま使用しているものですが、それを再設定すれば接続状況が改善される場合があります。さらに、独自に設定することでセキュリティも向上されて一石二鳥。なお、SSIDとパスワードの変更は、Wi-Fiルーターごとに異なるので説明書やメーカーサイトから確認してください。

 

ルーターを移動させる

端末を再起動させてもダメ、SSIDやパスワードを再設定しても改善しない。そんなときは、Wi-Fiルーターの設置場所を変えてみましょう。先述したように、設置場所が原因で電波が届きにくくなっていたり、他の機器の電波に干渉している可能性も高いわけです。はじめは同じ部屋で、それでもダメなときは別の部屋や階に移動させてみると改善することもあります。

 

なお、予算に余裕があるのなら、各階や部屋にWi-Fiルーターを設置するのもおすすめです。Wi-Fiルーターは接続台数が増えるほどに電波が分散され、繋がりにくく、ビックリマークが表示されやすくなります。各階や部屋に設置することで接続する端末を分散できますし、距離や障害物が原因で繋がらないという状況も回避できるでしょう。ただし、いくら距離や障害物がなくなるからといっても、同じ部屋に何台も設置するのは逆効果。Wi-Fiルーター同士の電波が干渉しあって、むしろ不安定になりやすいです。

 

マークを消すために次に試すべき4つの対処

ビックリマークが表示されたときに、まず試したい3つの対処法を実践したとして、それでも改善しないことはあります。そこで、その次に試してみたい5つの対処法をまとめてみました。

 

最新OSにアップデートする

スマートフォンやタブレット、パソコンなどのOSは定期的にアップデートしましょう。OSが古いがためにWi-Fiの接続状況が悪くなる場合もありますし、そもそもセキュリティ面での不安もあります。OSをアップデートする際には、端末を充電しておくか、電源に繋いだ状態にしておくか、どちらにせよ十分な電力がある状態で行ってください。もし、アップデートの途中で電源が落ちてしまうと、起動さえできなくなる可能性があります。

 

ちなみに、Wi-FiルーターにもOSがあるのでアップデートが可能です。不正アクセスやウイルス感染の防止になるので、Wi-FiルーターのOSも定期的にアップデートをおすすめします。

 

同時接続数を抑える

複数の端末で同時に接続していると、Wi-Fiルーターの接続可能台数を超えてしまうことはよくあります。そして接続状況が不安定になり通信速度が低下したり、ビックリマークが表示される……。この原因に関しては接続している端末の台数を減らせばいいだけです。

 

台数を減らしたはずなのに改善しないときは、端末の電源を切ってみてください。スマートフォンやタブレットなどの端末はWi-Fiルーターの情報を記録していて、自動で再接続するように設計されています。使っていない端末は電源を切る、Wi-Fiを圧迫しないためには大切なことです。

 

周波数帯を変更する

端末の台数を減らしてもダメなときは、Wi-Fiの周波数を変更してみるといいでしょう。もし、5GHzを使用していてビックリマークが表示されたのなら、2.4GHzに切り替えてみる。反対に、2.4GHzを使用しているなら5GHzに、と切り替えるだけで改善されることがあります。

 

端末を中継機に直接接続する

ここまでの対処法で改善しないときには、パソコンをWi-Fiルーターやモデムなどと有線ケーブルで直接接続してみてください。これでインターネットが使えないのなら、インターネット回線そのものに異常があるのか、Wi-Fiルーターやモデムが故障している可能性が考えられます。

 

まずはインターネット回線を提供しているプロバイダーに連絡してみて、電波障害の情報を確認してみましょう。何らかの原因によりプロバイダー側に電波障害が発生しているのであれば、こちらでいくら対処しても改善はしないので、電波が復旧するまで待つことしかできません。

 

次に、もし電波障害が原因ではないのであれば、Wi-Fiルーターやモデムの製造メーカーに問い合わせます。これら機器に問題がある場合にはメーカー側で交換してくれることもありますし、難しいようであれば新しく購入も視野に入れる必要があります。

 

ビックリマークが消えないときは窓口に確認!

今回は、Wi-Fiの扇型のアイコンに「ビックリマーク(!)」が表示されたときに考えられる、原因と対処についてまとめてきました。様々な原因を挙げてきたわけですが、まずは機器の再起動やパスワードの確認など基本の3つを試してみて、次に他の対処を……、と検証してみましょう。それでも改善しないときにはプロバイダーやメーカーの窓口に相談してみる。必ずどこかに原因があり、改善はできますので、慌てずにひとつずつ試してみてくださいね。