電子レンジがWi-Fiに与える影響と防衛手段

2019年8月21日

自宅でWi-Fiを使っていると、たまに通信状態が悪くなることがあると思います。その原因のひとつが、実は「電子レンジの影響」かもしれないことをご存知でしょうか?電子レンジはどこの家庭にもある家電といえるため、「ちょっと今日、Wi-Fiの調子が悪いな……」といった際の原因が、隣の家で使っていた電子レンジが原因だったという場合もあるのです。とはえい、電子レンジもWi-Fiも今や我々の生活にはなくてはならないものですので、うまく共生できる方法を知っておきたいですよね。そこで今回は、電子レンジがWi-Fiに与える影響とその防衛策などについて紹介したいと思います。

 

電子レンジがWi-Fiに与える影響とは

 

電子レンジの電磁波には、2.4GHz帯の周波数が使われています。いっぽう、Wi-Fiの電波も2.4GHz帯の周波数を利用しているものが多いため、電子レンジから漏れた電磁波がノイズとなりWi-Fiの通信に悪影響を与える場合があるのです。そのため、Wi-Fiを使っている部屋で電子レンジを使うと通信状況が悪くなったり、アパートやマンションなどの場合には、隣の部屋で使っている電子レンジの影響を受けたりすることもあります。

 

電子レンジの悪影響を避ける方法

 

では、電子レンジのWi-Fiへの悪影響を避ける方法をいくつか紹介します。

 

2.4GHz から5GHz帯のWi-Fiルーターに変更

最新の高速無線LAN規格である「IEEE802.11ac」に対応したWi-Fiルーターは、5GHz帯を使用しています。そのため、電子レンジの影響を受けづらく、高速でより遠くまで電波が届く点がメリットです。したがって、現在使っているスマホやタブレットなどのデバイスの仕様を確認し、「IEEE802.11ac」非対応の場合には「IEEE802.11ac」規格に親機、子機ともに置き換えてしまうという方法もあります。また、「11n」の規格と混在して使えるWi-Fiルーターに変更するのもひとつの方法です。

 

利用チャンネルを変更する

2.4GHz帯のWi-Fiは、13チャンネルあるチャンネルのいずれかを使用するものが一般的です。そのため、電子レンジからの電波干渉を受けにくいチャンネルに切り替えることで、Wi-Fiへの悪影響を抑えられる可能性もあるでしょう。5GHzはチャンネル数が合計19あり、そのすべてが独立しています。いっぽう、2.4GHzは13チャンネルあるものの、隣り合ったチャンネルには少しずつ重なる部分あるため、実質3チャンネルしか使用できません。よって、5GHzのWi-Fiルーターに交換するメリットは、利用可能チャンネル数の多さという点もあるのです。

 

それでもWi-Fiが遅いときにはどうする?

ここまで紹介した方法で、電子レンジの悪影響からはかなりの確率で解放されると思われます。しかし、それでも駄目な場合に備え、Wi-Fiルーターの接続状況を改善できる可能性のある方法を紹介します。

 

Wi-Fiルーターの親機を再起動

Wi-Fiルーターの親機は、長時間使用することで何らかの不具合が発生し動作に影響が出る場合があります。Wi-Fiルーターの親機はパソコンと同じように内蔵プログラムによって動いているので、「動作が遅いな」、「接続が不安定だな」という症状を頻繁に感じる場合は、まず再起動を試してみるのがよいでしょう。

 

Wi-Fiルーターのファームウェアを更新

Wi-Fiルーター親機のファームウェアは、随時メーカー側で更新されています。そのため、もしファームウェアの不具合が原因でWi-Fiの接続に悪影響が出ていた場合には、ファームウェアを最新版に更新することで問題解決できる可能性もあるでしょう。

 

Wi-Fiルーターの設置場所を再考してみる

意外に見落としがちなのが、Wi-Fiルーターの設置場所です。Wi-Fiルーターの場所を変更するだけでも、接続状態が改善される場合がありますので試してみましょう。

 

まず、Wi-Fiルーターの設置場所に多いのが、コンセント近くの棚や机の下というケースです。置きやすく、あまり目立たないことからこうした場所を選ぶ人も多いのですが、Wi-Fiルーターはできるだけ高い位置に設置しないと接続状態が悪くなる可能性が高くなります。そのため、Wi-Fiルーターをできるだけ高い位置し設置することで、電波の届く範囲も広がり他の電波の干渉も受けにくくなるというメリットがあるのです。

 

次に、Wi-Fiルーターの回りに、何か障害物がないか確認する必要があります。特に、コンクリートに囲まれた地下室や、周囲に金属物質があるとWi-Fiの電話に悪影響を与える可能性が高いです。よって、Wi-Fiルーターの近くに電波を遮断するような物体がある場合は、その影響を受けない場所に設置しなおすとよいでしょう。

 

最後に、Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターから遠く離れるほど弱くなります。そのため、できるだけWi-Fiを利用する場所から近いところに、Wi-Fiルーターを設置するようにしましょう。また、複数の部屋でWi-Fiを使うこともあるかと思いますが、その場合はWi-Fi中継器や増幅器などを利用することでストレスなく利用できると思います。

 

ちょっとしたことで改善するWi-Fiの接続状況

 

今回は、電子レンジがWi-Fiに与える影響とその防衛策などについて紹介しました。Wi-Fiはちょっとしたことが原因で接続状況が大きく変化します。そのため、思わぬ原因がWi-Fiに悪影響を与えている可能性もありますので、少しでも動作が悪いなと感じたら今回紹介した方法を含めいろいろと設置場所を工夫してみるとよいでしょう。